A 振動

A1 機械的振動

はじめに

振動現象は自然科学や工学のあらゆる分野で重要な現象である。 ここでは最も単純な1自由度の機械系での振動実験を行い、質量と弾性要素で決まる共振現象および粘性要素による制動効果（振動の減衰）について調べる。 ここで行われる実験は、物質の動的粘弾性、電磁波（交流電場）に対する電子・イオンのふるまい、制御システムの応答特性、耐震・除振設計、電気的な回路の周波数特性など、いろいろな分野での振動現象と関連している。

(A1 機械的振動 の実験装置)

参考書

振動現象一般については

[A1-1] 戸田 盛和著 : 新物理学シリーズ3,『振動論』（培風館,1969）
[A1-2] 五十嵐 寿一 編 : 実験物理学講座9,『音響と振動』（共立出版,1968）
[A1-3] 有山 正孝 著 : 基礎物理学選書8,『振動・波動』（裳華房,1970）

粘性流体の力学的現象については

[A1-4] ランダウ・リフシッツ著 : 理論物理学教程シリーズ,『流体力学1』（東京図書,1989）

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